米comScoreが現地時間2010年11月3日に公表した同国携帯電話市場に関する調査結果によると、携帯電話端末のOEMベンダー首位は韓国Samsung Electronicsが維持した。シェアは4~6月期から0.7ポイント増の23.5%になった。スマートフォン向けプラットフォームをみると、トップ5のうちシェアを伸ばしたのは米Googleだけ。Android OSのシェアは同6.5ポイント上昇した。

 携帯電話端末OEMベンダーのシェアでは、2位は韓国LG Electronics(シェアは21.1%)。これに、米Motorola(同18.4%)、カナダResearch In Motion(RIM、同9.3%)、フィンランドNokia(同7.4%)が続く。トップ5ベンダーの中で、4~6月期からシェアを伸ばしたのは首位のSamsungのほかには、RIMの0.5ポイント増だけだ。

 スマートフォン向けプラットフォームのシェアトップは、RIM。4~6月期から2.8ポイント減少して37.3%になった。これに、米Apple(シェア24.3%)、Google(同21.4%)、米Microsoft(同10.0%)、米Palm(同4.2%)が続く。Appleのシェアには変化はなかった。米国スマートフォンユーザー数は4~6月期から15%増えた5870万人になった。今回の調査結果では、米国ではスマートフォンユーザーの5人に1人がAndroid端末を所有していることになる。

 2010年7~9月の期間に携帯電話サービスに加入している13歳以上の米国民は2億3400万人(3カ月の移動平均)。この期間に米国携帯電話ユーザーの67.0%がテキストメッセージを送信し、その割合は4~6月に比べて1.4ポイント増加した。

 Webブラウザーを利用したユーザーは35.1%で同2.2ポイント増。アプリケーションをダウンロードした人は33.1%で同2.5ポイント増、SNSサイトやブログにアクセスした人は23.2%で同1.8ポイント増だった。

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