米IDCは現地時間2010年9月3日、世界のストレージソフトウエア市場に関する調査結果を発表した。それによると、2010年第2四半期の販売高は30億ドル弱で、前年同期と比べ3.3%増加した(表)。しかし前期からは2.3%減少している。

表1●2010年第2四半期における世界のストレージソフトウエアの販売額(米ドル)とシェア(%)
ベンダー名10年Q2
販売額
10年Q2
シェア
09年Q2
販売額
09年Q2
シェア
成長率
EMC7億2200万24.46億3800万22.313.3
Symantec4億8800万16.55億2400万18.3▲6.9
IBM4億1000万13.93億7100万13.010.6
NetApp2億5600万8.72億4100万8.46.0
CA1億800万3.61億600万3.72.0
HP9700万3.31億800万3.8▲10.3
合計29億5500万100.028億6000万100.03.3
出所:IDC

 前年同期と比べた成長は、一部大手ベンダーによって支えられた。首位の米EMCが販売額を前年同期比13.3%増やした。3位の米IBMは同10.6%増、4位の米NetAppは同6.0%増だった。

 分野別では、主に「データ保護および復旧」「アーカイブ」「ストレージ管理」「ストレージインフラ」の4分野が市場をけん引した。それぞれの支出は前年同期と比べ4.9%、8.2%、5.8%、12.7%それぞれ増加している。

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