MMD(モバイルマーケティングデータ)研究所は2010年7月22日、2333人を対象に実施したオンライン調査「iPhoneユーザーの満足度調査」の結果を発表した。

 調査によれば、iPhoneの所有率は全体の9.7%(226人)で、男女別では男性の所有者は14.8%、女性では4.6%となった。彼らiPhoneユーザーを対象に、iPhoneのデザインについて質問したところ、約9割が「満足している」と回答。しかし、電波状況に関しては、「満足している」の回答は3割程度で、「やや不満」が約4割、「非常に不満」が3割以上という結果になった。
 さらに、電波状況について「非常に満足している」と回答したユーザーの比率を地域別に見ると、関東甲信越・北陸地方が5.3%、首都圏が4.3%、それ以外の地方ではすべて0%だった。
 また、iPhoneを使っていない人に対し、購入しない理由をフリー回答形式で尋ねたところ、電波状況に対するネガティブなイメージを含め、「キャリアがソフトバンクだから」という回答が目立ったという。ほかには「使っている端末の割賦契約が残っているから」「価格が高いから」「タッチパネルが嫌い」「使いこなせなさそう」などが挙がった。さらに、少数ながら「iPhone 4のホワイトモデルが未発売だから」「不具合の報告がなくなるのを待っている」という、買い控え派の意見もあった。