米ChangeWave Researchは米国時間2010年7月14日、スマートフォン市場に関する調査結果を発表した。6月に4028人の消費者を対象にスマートフォンの購入意向を尋ねたところ、16.4%が今後90日以内に購入すると答えた。最も人気が高かったのは米Appleの「iPhone」だった。

 6月の購入意向は、同社の調査開始以来、最高の割合を示した。Appleが同月発売した新機種「iPhone 4」が消費者の購買意欲に拍車をかけているとChangeWaveは分析している。

 回答者が現在使用しているスマートフォンは、iPhoneとカナダResearch in Motion(RIM)の「Blackberry」がそれぞれ34%と拮抗している。しかし3カ月前の調査と比べると、Appleのシェアが1ポイント増加したのに対し、RIMは4ポイント減少した。

 Android搭載機を手がける台湾HTCのシェアは8%で3カ月前より2ポイント増加。米Motorolaのシェアは横ばいの6%だった。

 90日以内の購入を考えている人のうち、52%がiPhoneを買うと答えた。3カ月前のiPhone購入希望(31%)から大幅に増加した。HTC製品の購入予定者は19%(3カ月前は12%)、Motorola製品は9%(同16%)、Blackberryは6%(同14%)だった。AppleとHTCの人気上昇は、MotorolaとRIMに打撃を与えているようだ。

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