米Forrester Researchは米国時間2010年6月17日、米国のタブレット型コンピュータ市場に関する調査結果を発表した。それによると、2010年の販売台数は350万台の見込みだが、今後5年間に年平均42%増加し、2015年には2040万台に達するという。

 タブレット型コンピュータへの関心の高まりがパソコン市場全体の成長を押し上げ、米国の消費者向けパソコンは今後5年間で販売台数が52%増加すると見る。

 タブレット型コンピュータは2012年にネットブックの販売台数を抜き、2014年にはユーザー数でもネットブックを上回る。2015年には、消費者向けパソコン販売全体の23%を占めるようになる。その時点でノートパソコンのシェアは42%、デスクトップパソコンは18%、ネットブックは17%と、Forresterは予測している。

 デスクトップパソコンの販売台数は、2010年の1870万台から2015年には1570万台に減少するが、高精細(HD)および3次元(3D)の映像や画像の視聴・編集用に演算能力の高いマシンを好むユーザーの需要がその存在を支えるという。

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