米IDCは現地時間2010年3月17日、ソフトウエア・サポートサービスに関する調査結果を発表した。それによると、主要なエンタープライズアプリケーション・ベンダーの中で最もサポートサービスの満足度が高かったのは米Hewlett-Packard(HP)だった。2位以下に、米Microsoft、米Oracle、ドイツSAP、米IBMが続く。

 世界の企業のIT担当者1000人を対象にサポートサービスの満足度を尋ねたところ、上位5社の得点差はわずかだった。これら5社は全体的な満足度も高いが、個別のサービス内容についても高い評価を得た。

 企業向けソフトウエア・ソリューションは、一般的に導入完了後5~10年にわたって使用することになる。そのため、「企業はミッションクリティカルなプロセスへのソフトウエア導入を検討する場合、サポートサービスにも重点を置くべきだ」と、IDC上級リサーチ・アナリストのElaina Stergiades氏は指摘する。

 ほとんどのソフトウエア・ベンダーは、顧客満足度を高める要素としてサポートサービスの重要性を認識している。顧客のさまざまなニーズに対応するため、平均的なベンダーは3段階以上のサポートプランを用意し、一部ベンダーはより細かいプランを設定している。

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