月間の有料アプリケーション購入金額の分布(AdMobの発表資料より引用)
月間の有料アプリケーション購入金額の分布(AdMobの発表資料より引用)
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 米AdMobは2010年3月9日(現地時間)スマートフォンに関する調査結果を発表した。調査結果によれば、1カ月に購入するアプリケーションの金額は、iPod Touchユーザーが約11.39ドル、webOSユーザーが約9.55ドル、Androidユーザーが約8.36ドル、iPhoneユーザーが約8.18ドルだった(アプリケーションを購入したユーザーの平均金額)。

 そのほかの調査結果は以下の通り。

・Androidユーザーは1日あたり約80分、iPhoneユーザーは1日あたり約79分、iPod Touchユーザーは約100 分、webOSユーザーは約89分をアプリケーションの利用に費やしている。

・1カ月にダウンロードするアプリケーション本数は、iPod touchユーザーは平均12.1本(有料1.6本/無料10.5本)で最も多かった。iPhoneユーザーは平均8.8本(1.8本/7.0本)、Androidユーザーは平均8.7本(1.1本/7.6本)、webOSユーザーは平均5.7本(0.6本/5.1本)だった。

・App Storeにおける1ユーザーあたりのアプリケーション購入金額は、AndroidマーケットおよびwebOSカタログの約2倍。これはAndroidおよびwebOSにおけるアプリケーション価格の低さに起因している。

・Androidユーザーのアプリケーション・ダウンロード数は1カ月あたり約5本、iPod Touchユーザーは約4.6本、iPhone約3.6本、webOS約2.5本である。

・男性の比率はAndroidユーザーが約73%、iPhoneユーザーが約57%、iPod Touchユーザーが約54%、webOSユーザーが約58%である。

・iPod Touchユーザーの約78%は25歳以下。

・デバイスに対する満足度は、webOSユーザーが最も低い。webOSユーザーの約69%が他人に利用をすすめると答えているのに対し、iPhoneでは約91%、iPod Touchでは約88%、Androidでは約84%のユーザーがすすめると回答している。

・iPadの購入に意欲的なiPhoneユーザーの割合は、webOSユーザーの約2倍でAndroidユーザーの約3倍。

・スマートフォン利用者の約19%がすでにiPod Touchを持っているか、または6カ月以内の購入を検討している。

・スマートフォン利用者は、Amazon KindleよりもiPadの購入に興味を示している。

 今回発表した調査結果は、同社が2010年2月25日に発表した調査結果(関連記事)の詳細版。

[発表資料]