調査内容 | 主要ベンダーに対する「利用したい理由」 |
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調査時期 | 2009年12月中旬 |
調査対象 | ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者 |
有効回答 | 2737件(954件) ( )内は情報システム担当者の有効回答数 |
日経マーケット・アクセスが企業情報システムの担当者(ITpro Researchモニター登録者)を対象に行った2009年6月調査で、「今後利用したい」という回答を一定数以上得たベンダー各社について、「利用したい理由」(最大3つまで複数回答)の回答数を調べグラフ化した。
対象ベンダー12社(マイクロソフト、デル、NTT東日本/NTT西日本(NTT東西)、日本オラクル、日本ヒューレット・パッカード(HP)、アドビ システムズ、NEC、富士通、NTTコミュニケーションズ(NTTコム)、トレンドマイクロ、日本IBM、NTTドコモ)を、「今後利用したい」という回答数が多い順に6社ずつに分け、図1と図2に示した。
ベンダー選定の理由で今回も「コスト」がさらにアップ
今回の調査では、提示した45ベンダーのうち37社が、「今後利用したい」ベンダーとして30人以上から票を集めた。また回答者は「利用したい」ベンダーについて、「利用したい理由」を一つ以上選んでいる(下の「■調査概要」参照)。この37社に対する「利用したい理由」を単純平均して最も多かったのは、前回までと同様「製品/サービスの機能」の50.5%だった(前回2009年6月調査は50.8%、2008年10月調査では51.6%、2008年7月調査では55.2%、2008年4月調査は56.4%)。
2位も前回同様に「過去の導入/利用実績」で41.2%(前回41.0%、2008年10月調査41.7%、2008年7月調査44.4%、2008年4月調査は41.0%)である。これら二つの理由が選ばれた比率の平均は、前回とほとんど同じだった。一方、3位の「コスト」(前回も3位で21.6%、2008年10月調査16.1%、2008年7月調査14.7%、2008年4月調査は15.9%)は今回25.7%と、前回にひき続き大幅にアップした。
「導入後のサービス(保守、稼働継続)」は今回15.0%(前回19.1%、2008年10月調査17.9%、2008年7月調査20.1%、2008年4月調査は23.6%)と低下傾向。「提案、業務分析、情報提供」も9.4%に低下(前回12.3%、2008年10月調査13.6%、2008年7月調査13.8%、2008年4月調査は11.1%)。「企業規模や体制」は9.0%だった(前回12.2%、2008年10月調査12.1%、2008年7月調査9.9%、2008年4月調査は10.2%)。