調査内容 主要システム関連ベンダーとの接触度
調査時期 2009年12月中旬
調査対象 ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者
有効回答 2737件(954件)
( )内は情報システム担当者の有効回答数


 日経マーケット・アクセスが、ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者を対象に、国内の主な情報通信製品/サービス・ベンダー45社のイメージを調査したところ、「自分の仕事(職務領域)と接点がある」と感じているベンダーのトップは今回も「マイクロソフト」で、前回2009年6月調査に続いて唯一、70%台の得票を得た(77.1%、前回2009年6月調査は76.2%)。

 2位も前回調査と同じ「NTT東日本/NTT西日本」(NTT東西)で、前回の67.6%とほぼ同率(67.9%)。3位も前回調査と同じ「デル」の63.1%(前回64.3%)。前回と同様、60%台の得票はこの2社だけだった。

 4位以下45位までを見ても、前回調査と得票率の変化は少なく、上昇側は最大で2.4ポイント・アップ(NTTコミュニケーションズの前回56.4%→今回58.8%とKDDIの前回47.8%→今回50.2%)、下落側は最大で2.7ポイント(東芝の前回40.2%→今回37.5%)だった。

図●「職務(情報システム業務)で接点がある」と感じるシステム関連ベンダー(n=954)
図●「職務(情報システム業務)で接点がある」と感じるシステム関連ベンダー(n=954)
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「接点を取引/契約実績につなぐ」率も前回同様、NTT東西とデルが突出

 今回の「取引/契約実績がある」率の上位3社の顔ぶれはNTT東西(前回43.2%→今回45.4%)、マイクロソフト(前回41.3%→今回44.5%)、デル(前回39.4%→今回37.9%)。これも前回調査と同じトップ3で、前回、今回とも4位の富士通(前回2009年9月調査は30.5%→今回は31.8%)とは6ポイント以上の大差をキープした。

 一方、「職務上と接点がある」とした回答者だけを母数(100%)として「取引/契約実績がある」とした回答者の比率をみると、これも首位は前回に続きNTT東西(前回63.8%→今回66.8%)、2位がデル(前回64.3%→今回60.1%)。やや離れてマイクロソフト(前回54.2%→今回57.7%)、トレンドマイクロ(前回53.0%→今回56.3%)、NTTドコモ(前回51.4%→今回55.9%)、富士通(前回53.0%→今回55.4%)などが上位に並んでいる。

 この「接点を取引/契約実績に結び付けている」率が2009年6月調査に比べて大きく落ちたのはネットアップ(旧日本ネットワーク・アプライアンス)の7.7ポイント・ダウン(前回22.1%→今回14.4%)、次いでセールスフォース・ドットコム(SF.com)の6.0ポイント・ダウン(前回17.3%→今回11.3%)。2009年9月調査でこの率が最低だった米Google(Google App Engine、Google Apps)は、今回やや改善(前回13.0%→今回15.7%)し、SF.com、ネットアップに次ぐ43位(下から3番目)となった。