米comScoreは米国時間2010年1月22日、2009年12月度の世界ネット検索市場に関する調査結果を発表した。2009年12月に世界のインターネット・ユーザーが実行した検索は1313億5400万件にのぼり、前年同月より46%増加した。調査対象のユーザー(職場と家庭を含む15歳以上のインターネット・ユーザー)は合計で、1日に平均40億件以上、1時間に平均1億7500万件以上、1分間に平均2900万件以上の検索を実行した計算になる。

 検索エンジン別のシェアでは米Googleが首位を維持、米Microsoftは「Bing」の好調により大幅に伸びた。Googleは前年同月比58%増の878億件で、世界全体の66.8%を占めた。米Yahoo!は同13%増の94億件で2位に、中国Baidu(百度)が同7%増の85億件で3位に付けた。4位の米Microsoftは41億件で、同70%急成長した。

 地域別で見ると、米国の検索件数は前年同月比22%増の227億件となり、シェアは約17%で1位だった。2位は中国の133億件(前年同月比13%増)、3位は日本の92億件(同48%増)だった。4位以下に英国、ドイツ、フランス、韓国、ブラジル、カナダ、ロシアが続いた。

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