米TeleGeographyが米国時間2010年1月19日に発表した調査結果によると、国際電話の通話量は微増にとどまる一方で、ルクセンブルグSkypeのVoIP(Voice over IP)サービスを利用した通話量は急速に拡大しているという。

 過去25年間、国際電話の通話時間は年平均15%の成長率で増加していた。しかし2009年の通話時間は推計4060億分で、2008年の3760億分と比べ8%増にとどまった。

 一方、Skypeユーザー同士の国際通話量は2008年に前年比51%増加し、2009年は同63%増の推計540億分に達した。

 電話に代わる手段として、SkypeのVoIPサービスやGoogleの音声通信管理サービスの利用が広がりつつあり、国際通話を手がける電気通信事業者は大きな課題に直面することになると、TeleGeographyは指摘している。

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