米Symantecは米国時間2010年1月11日、データセンターに関する調査結果を発表した。それによると、企業の半数がデータセンターのスタッフ不足に頭を痛めており、予算調達と適任者の選定が特に難しいと指摘している。

 ほとんどの企業がデータセンターに関する「ある程度重要」または「絶対に重要」な取り組みを10以上抱えており、50%が2010年に自社のデータセンターを大幅に変革したいと考えている。ある程度または絶対に重要な取り組みの1つとして「セキュリティ」を挙げた企業は83%、「バックアップおよびリカバリ」は79%、「継続的データ保護」は76%で、いずれも「仮想化」を上回った。

 中規模企業(従業員2000~1万人未満)は小規模企業(従業員2000人未満)および大規模企業(従業員1万人以上)と比べて、ITコスト削減や管理向上のために先進技術を早期に取り入れる傾向がある。中規模企業が積極的に採用している技術には、クラウド・コンピューティング、重複排除、レプリケーションなどがあり、小規模および大規模企業より導入率が11~17ポイント高い。

 調査は、26カ国の企業のデータセンター管理者1780人を対象に、2009年11月にアンケートを実施したもの。

[発表資料へ]