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2009年度IT投資予算「増加」が16.1%に、改善の兆候――IDC Japan調査

 IDC Japanは2009年11月9日、国内企業のCIO(情報担当役員)を対象に実施したIT投資動向の調査結果を発表した。2009会計年度の8月末時点でのIT投資予算について聞いたもので、16.1%が前年度比で「増加する」と回答。2009年5月の前回調査(10.5%)を上回った。IT投資マインドに改善の兆候がみられるという。

 調査は2009年8月27日から9月2日に実施し、353社のCIOからの回答を集計した。最も多かったのは「減少する」で、5月調査と同率の43.3%。一方、前回43.8%で最も多かった「変わらない」が39.7%に減少して、「増加する」に流れた格好。

 業種別では、特に官公庁・地方自治体、建設・土木など「官公庁他」が大きく改善。「増加する」が23.8%に上り、「減少する」(25.4%)に迫った。「金融」は「増加する」が14.3%、「減少する」が52.4%。「製造」は「増加する」が16.3%、「減少する」が54.9%。サービス業は他の業種に比べると足踏み状態という。

 2010会計年度のIT投資については、19.0%が「増加する」と回答し、5月調査の12.4%から増えた。しかし、「減少する」が36.3%で5月調査(36.4%)とほとんど変わらず、IT投資に依然慎重な姿勢と考えられるという。

 IDC Japanは「ユーザー企業は、生き残りのための戦略の一環でIT投資も積極的に行っていくことが予測される。ITベンダーは、ユーザー企業の企業行動にかかわる最新の状況や動向を常に追跡し、ユーザー企業の戦略に対応したソリューションを提供していくことが重要」としている。

(鴨沢 浅葱=Infostand)  [2009/11/10]

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