技術関連製品とサービスを手がけるカナダのSoftchoiceは現地時間2009年10月15日,企業パソコンの88%は,米Microsoftの次期OS「Windows 7」を利用可能な最小システム条件に対応するとの調査結果を発表した。「Windows Vista」リリース時に最小システム条件を満たしていた割合は50%だった。

 同社が45万台以上の企業パソコンを分析したところ,Windows Vistaを導入していたのはわずか3%だけだった。9割以上が2001年にリリースされた「Windows XP」を使い続け,5%は「Windows NT」や「Windows 2000」など,サポートが終了したOSを使用していた。

 また,企業パソコンの65%は,Windows 7を動作させるのに最適な推奨システム条件を満たしている。Windows Vistaリリース時のその割合は,わずか6%だった。Windows 7の推奨システム条件に満たないパソコンでも,その大半は,RAMとハード・ディスクをアップグレードすれば条件に達するという。

 調査では,金融,医療,製造,教育などさまざまな業界の米国およびカナダの企業248社が所有するパソコン45万台以上を対象に,2008年11月から2009年8月にかけて分析した。

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