日経BPコンサルティングは2009年10月9日、日本企業100社の「グローバルサイト」の使い勝手を評価した「企業グローバルサイト・ユーザビリティ調査2009/2010」の結果を発表した。対象企業100社の中で総合点が最も高かったのは富士通で、総合スコアは89.00。ついで三井化学(88.57)、村田製作所(85.47)の順番となった。

 この調査は、世界規模での企業情報や日本本社の会社情報、あるいは各国法人を紹介するコンテンツを掲載している各社の英語版サイトの機能を、採点し評価したもの。100社の平均スコアは67.48だった。

 サイトの評価は54項目をチェックしている。会社のプロフィルページへ適切に誘導しているかどうかといった、企業サイトが一般的に備えるべき機能のほかに、グローバルサイトとして特に配慮すべき項目を評価している。各国法人を紹介するゲートウエイ機能をトップページに設置しているのは、100サイト中35サイトにとどまり、グローバルサイトと分かる名称を用いているサイトも24しかなかった。製品やサービスのカテゴリーを示し、詳細情報へと誘導しているサイトについても37にとどまった。

表●「企業グローバルサイト・ユーザビリティ調査2009/2010」の総合スコアベスト10(100点満点)
順位企業名総合スコア
1富士通89.00
2三井化学88.57
3村田製作所85.47
4富士フイルム85.23
5武田薬品工業84.77
6パナソニック84.43
7リコー84.33
8第一三共84.20
9三菱商事83.57
10ダイキン工業83.00
 100サイト平均67.48

■関連情報
・日経BPコンサルティングのWebサイト http://consult.nikkeibp.co.jp/