Webアクセス解析などを手がけるアイルランドStatCounterは現地時間2009年10月1日,同年9月のオンライン検索サービス利用に関する調査結果を発表した。それによると,米Microsoftの検索サービス「Bing」は6月にサービスを開始して以来初めて,米国と世界市場でシェアを落とした。

 9月における米国市場でのBingのシェアは8.51%で,前月の9.64%から1.13ポイント低下した。Microsoftと検索事業で提携している米Yahoo!も,10.50%から9.40%にシェアが減少した。

 BingとYahoo!のシェア縮小により,米Googleのシェアは77.83%から2.25ポイント拡大し,80.08%に達した。BingとYahoo!を合わせても17.91%にとどまり,Googleとの差がいっそう開いている。

 一方,世界市場で見ても,9月のBingのシェアは前月の3.58%から3.25%に減少した。Yahoo!も4.84%から4.37%に減った。これに対しGoogleは,89.57%から90.54%にシェアを伸ばした。Googleのシェアが90%台を超えたのは8カ月ぶり。

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