米Nielsenは米国時間2009年9月23日,米国のインターネット利用に関する調査結果を発表した。同年8月の主要なソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)サイトやブログ・サイトへのオンライン広告支出は約1億800万ドルで,2008年8月の約4900万ドルと比べ119%急増した。オンライン広告支出全体における割合も,昨年の7%から15%に拡大している。
また8月は,SNSやブログ・サイトの利用時間が,インターネット利用時間全体の17%を占めた。この割合は,昨年8月と比べ3倍近く拡大している。
同社オンライン部門のJon Gibs氏によると,Web利用の主流は依然としてビデオやテキスト・コンテンツだ。しかし,オンラインで人々とつながり,コミュニケーションをとり,情報を共有したいというユーザーの願望がSNSやブログ・サイトの成長を後押ししている。
8月は多くの業界が全体的なオンライン広告支出を抑えたが,主要SNSサイトへの広告支出は増加傾向にある。例えば旅行業界は,オンライン広告支出全体を昨年より11%削減したものの,SNS向け支出は364%増やした。エンターテインメント業界は,全体的なオンライン広告支出を40%増やし,SNS向け支出は812%も拡大した。
また,ディスプレイ広告のインプレッション数を最も獲得したSNSサイトとして,13業界のうち10業界がFacebookを挙げ,残り3業界はMySpaceを挙げた。
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