米comScoreは米国時間2009年8月31日,世界の検索エンジン利用に関する調査結果を発表した。それによると,2009年7月の検索件数は1137億件で,前年同月と比べ41%増加した。首位米Googleのシェアは67.5%(767億件)だった。2位の米Yahoo!は7.8%(89億件)で,中国Baiduが7.0%(80億件)と僅差で3位に付けた。米Microsoftは2.9%(33億件)で4位だった。

 トップ10のうち,9位の米AOL以外はすべて前年同月と比べ検索件数が増えた。中でも8位のロシアYandexは94%急増した。Googleは58%増,Microsoftは41%増だったが,Yahoo!は2%増にとどまっている。

 地域別の検索件数を見ると,欧州が364億件でシェア32.1%。アジア太平洋地域が350億件(シェアは30.8%),北米が251億件(同22.1%),中南米が105億件(同9.3%),中東およびアフリカが66億件(同5.8%)だった。しかし1人当たりの検索件数では,中南米が平均130.4件と最も多く,次いで欧州の116.9件,北米の110.6件となる。

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