米Forrester Researchは米国時間2009年7月21日,世界のインターネット・ユーザー数が2013年には22億人に達するとの調査結果を発表した。今後5年間で45%以上増加すると予測している。特に新興国の増加が目立ち,アジアのユーザー数は2ケタ増になると見込む。

 同社は,2013年の時点で世界インターネット・ユーザーの43%をアジア,17%を中国のユーザーが占めるとみている。中国のユーザー数は,2013年まで年平均成長率11%弱のペースで増えるという。アジアの中ではインド,インドネシア,パキスタン,フィリピンの成長率も高いとする。

 米国/西欧のほか,オーストラリア/日本/韓国といったアジア太平洋地域の先進国は成長率が低く,1~3%にとどまると予測する。欧州全体をみると,ロシアとトルコは年平均8%弱,スペインは同5%以上の成長率という。

 2008年におけるユーザー数上位5カ国は

1位「米国」
2位「中国」
3位「日本」
4位「ブラジル」
5位「ドイツ」

 これが2013年には

1位「中国」
2位「米国」
3位「インド」
4位「日本」
5位「ブラジル」

という順番に変わるとみる。

 ユーザー1人当たりのオンライン支出は,北米/西欧とアジアの途上国で増え続けるという。アジアではユーザー数が大きく増加することから,世界のインターネット市場においてアジアの比重が高まると予想する。

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