電話や電子メールに加えて,Windows Live Messenger(MSN Messenger)などのインスタント・メッセージで連絡を取ることが増えてきたようだ。ITproの読者は,インスタント・メッセージをどの程度認知し,利用しているのか。2009年7月6日から2009年7月14日にかけて,ITproは「インスタント・メッセージの認知度と利用度に関する調査」を実施。2003人から回答を得た。

「知らない」は2割,ほぼ半数が利用経験あり

 まず,インスタント・メッセージ(以下IM)を知っているかを聞いた(図1)。「知らない」と答えたのは19.5%。「よく知っている」が22.7%,「およその機能を知っている」が38.8%,「言葉は知っている」が19.0%だった。およそ8割がIMを認知している状況といえる。

図1●IMの認知度(N=2003)
図1●IMの認知度(N=2003)

 続いて,IMを利用したことがあるかどうかを聞いた(図2)。なんらかの形で「利用したことがある」と答えたのは49.2%。「知らない」か「利用したことはない」と答えたのは50.8%で,ITpro読者のほぼ半数がIMを利用した経験がある。

図2●IMの利用度(N=2003)
図2●IMの利用度(N=2003)

39歳以下と40歳以上で利用率は24ポイント差

 利用率に年齢差はあるのか。IMを「知っている」と答えた39歳以下(N=651)と40歳以上(N=951)で比較してみた(図3)。39歳以下では74.0%が「利用したことがある」と答えたのに対して,40歳以上では52.6%と,21.4ポイントの差があった。利用率に年齢差はあり,30歳代以下のほうが利用率が高かった。

図3●IMの利用度を39歳以下と40歳以上で比較した
図3●IMの利用度を39歳以下と40歳以上で比較した

 39歳以下の中でも差がある。20歳代(N=92)の利用率は86.7%,30歳代(N=556)の利用率は71.4%で,調査母数がやや少ないものの,若い世代になるほどよく利用されている。