米Viacomのケーブル・ネットワーク事業部門MTV Networksは米国時間2009年7月15日,オンライン動画コンテンツに入れる広告の効果や好感度に関する調査結果を発表した。広告効果が高くユーザーに不快感を与えない方式は,まず本編再生前に5秒だけ広告映像を流し,その後画面の下3分の1に10秒ほどアニメーションを表示するタイプの広告だった。

 この方式では,「画面下3分の1」という要素に,視聴者が特に好感を示している。

 本編再生前に30秒の映像を流す方式も,効果と好感度がいずれも高かった。比較的短い動画コンテンツでも消費者は受け入れるという。

 本編の前に映像を5秒再生し,本編開始後に画面右側の拡張領域で約10秒の動画広告を流す方式は,これら3種類のなかで最も評価が低かった。

 調査は「MTV.com」「ComedyCentral.com」「VH1.com」「NickJr.com」「CMT.com」で配信した5000万本以上の動画コンテンツを使って実施した。

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