米iSuppliが米国時間2009年7月9日に発表した携帯電話市場の調査結果によると,2010年に世界で出荷される携帯電話のうち,3分の1が加速度センサーを搭載する見込み。

 2008年は,携帯電話11台のうち1台の割合で加速度センサーを組み込んでいた。2009年は5台のうち1台が採用している。

 加速度センサーは,携帯電話を横向きにすると自動的に横長スクリーンになったり,携帯電話を振ることでモバイル・ゲームのサイコロを振ったりできるなど,携帯電話の人気を高める機能を可能にしている。これまではスマートフォンに限られる高機能だったが,他の機種にも広がりつつある。

 例えば3軸MEMS(微小電気機械システム)加速度センサーは,消費電力管理や音楽再生の操作,歩数計などの機能にも使われる。今年に入って登場した携帯電話新製品のうち,18.3%が加速度センサーを採用しているという。今年後半には,新モデルの加速度センサー実装がいっそう進む,と同社は予測している。

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