米Strategy Analyticsは,2008年におけるブロードバンド世帯普及率の国別ランキングを米国時間2009年6月18日に発表した。首位は韓国で普及率は95%。米国の普及率は60%で58カ国中20位だった。
同社は,韓国のブロードバンド普及率が高い要因として,都市部に住む人口の割合が大きいことと,政府による包括的なブロードバンド普及政策を挙げた。米国については,今年さらに順位を3つ下げて23位に後退すると見ている。
上位10カ国には,アジアの5カ国がランクインした。同社は先日発表した調査報告で,アジア太平洋地域のブロードバンド契約者数は,2009~2013年の間にさらに平均で年間15%増加すると予測している。
■ブロードバンド世帯普及率トップ25カ国(2008年) ----------------------------------------------- 順位 国 世帯普及率 ----------------------------------------------- 1 韓国 95% 2 シンガポール 88% 3 オランダ 85% 4 デンマーク 82% 5 台湾 81% 6 香港 81% 7 イスラエル 77% 8 スイス 76% 9 カナダ 76% 10 ノルウェー 75% 11 オーストラリア 72% 12 フィンランド 69% 13 フランス 68% 14 英国 67% 15 アラブ首長国連邦 65% 16 日本 64% 17 スウェーデン 63% 18 エストニア 62% 19 ベルギー 62% 20 米国 60% 21 スロベニア 58% 22 ドイツ 58% 23 アイルランド 58% 24 スペイン 57% 25 ニュージーランド 57% ----------------------------------------------- 出典:Strategy Analytics(2009年6月)