図1
図1
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図2
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図3
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 マイクロソフト、ヤフー、ビデオリサーチインタラクティブ(VRI)、オールアバウト、NTTレゾナントの5社は6月8日、共同で実施しているインターネット広告効果調査の中間結果を発表した。利用しているパソコンに表示された広告を覚えている割合を示す広告認知率は、2008年9月―2009年4月の期間で平均34.1%。前回調査(2007年3月―12月)の同29.1%に比べ5ポイント高くなった(図1)。広告サイズの拡大やリッチメディア広告の増加が認知率向上につながったと分析する。

 広告認知者に広告クリエイティブを評価してもらったところ、広告内容理解度は平均68.3%で前回調査比6.3ポイント増、広告好意度は平均49.5%で同8.4ポイント増となり、いずれも上昇していた。広告の到達回数と認知度の関係については、対象ジャンルに関心の高いユーザーは少ない到達回数で広告を認知し、関心が中程度または低いユーザーの認知度は広告到達回数の増加とともに高まるという(図2、図3)。

 調査は、インターネット広告のブランディング効果を予測/検証するための指標作成が目的の「ネット広告バリューインデックス(NAVI:Net Ad Value Index)プロジェクト」の一環。今後2009年6月まで調査を続けてユーザー/広告属性や対象商品、広告表現法、テレビ連動広告と広告効果との関係を分析し、2009年秋に結果を発表する予定(関連記事)。

■関連情報
・ビデオリサーチインタラクティブのWebサイト http://www.videoi.co.jp/
・マイクロソフトのWebサイト http://www.microsoft.com/japan/
・ヤフーのWebサイト http://www.yahoo.co.jp/
・オールアバウトのWebサイト http://corp.allabout.co.jp/
・NTTレゾナントのWebサイト http://www.nttr.co.jp/