スペインのPanda Securityは米国時間2009年5月13日,15~18歳の若者のインターネット利用動向に関する調査結果を発表した。調査対象者の半数以上が毎日インターネットにアクセスしており,1週間あたり平均18.5時間利用していた。約67%は「インスタント・メッセージング(IM)サービスやSNSなどで友人のアカウントの不正利用を試みた経験がある」と答えた。また,友人の写真を許可なく公開したことのある若者が20%いた。

 回答者の17%は「自分に高度な技術知識がある」と考えており,インターネットでハッキング用ツールを見つけ出せるという。そのうち30%は実際にハッキング・ツールを試していた。試用した理由を尋ねたところ,「好奇心」という回答が86%にのぼった。

 同社は「Web上の脅威に関して多くの教育/認知活動が実施されているものの,若者の違法行為を発見し,更正することに注力した取り組みは極めて少ない」と述べ,若者が悪質なハッカーの予備軍になる危険性を警告している。

 調査は15~18歳のインターネット・ユーザー4091人を対象にオンラインで実施した。有効回答数は4091人。

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