図表1●主要な動画サイトの利用状況(2009年3月、家庭と職場からのアクセス)
図表1●主要な動画サイトの利用状況(2009年3月、家庭と職場からのアクセス)
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図表2●テレビ局の動画サイトの利用者数推移(2009年1-3月、家庭と職場からのアクセス)
図表2●テレビ局の動画サイトの利用者数推移(2009年1-3月、家庭と職場からのアクセス)
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図表3●主要動画サイトの利用者重複状況(2009年3月、家庭と職場からのアクセス)
図表3●主要動画サイトの利用者重複状況(2009年3月、家庭と職場からのアクセス)
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 ネットレイティングスは4月23日、2009年3月におけるインターネット動画配信/共有サイト利用動向をまとめた。家庭/職場パソコンからの利用者は「YouTube」の1907万人が最も多かった。2位は「ニコニコ動画」の808万人、3位は「Yahoo!動画」の605万人、4位は「GyaO」の547万人(図表1)。2009年秋に「Yahoo!動画」と「GyaO」が統合されると利用者数975万人で2位に浮上するとネットレイティングスは予測する。

 テレビ局系動画サイトに限ると、利用者数は「第2日本テレビ」(126万人)が1位。2008年10月に実施したリニューアルとサービス無料化で利用者を大きく増やしたという。前月の利用者は約60万人だった。利用者数2位以下は、「NHKオンデマンド」(90万人、前月は約50万人)、「フジテレビオンデマンド」(41万人、同約55万人)、「TBSオンデマンド」(26万人、前月に比べやや増加)、「テレ朝bb」(20万人、同約5万人)の順(図表2)。

 主な動画サイトについて利用者の重複状況を調べたところ、「Yahoo!動画」利用者の29.3%が「GyaO」利用者で、「GyaO」利用者の32.4%が「Yahoo!動画」利用者だった。これに対し、「Yahoo!動画」利用者の60.8%、「GyaO」利用者の62.7%、「ニコニコ動画」利用者の79.3%は「YouTube」も利用していた(図表3)。「Yahoo!動画」と「GyaO」の重複利用者が比較的少なく、サービスのすみ分けができていることから、両サービスの統合には大きな効果が期待できるとネットレイティングスはみている(関連記事その1その2)。

■関連情報
・ネットレイティングスのWebサイト http://www.netratings.co.jp/