図1●最近1年のネットショッピング利用動向
図1●最近1年のネットショッピング利用動向
[画像のクリックで拡大表示]
図2●ネットショッピングの利用頻度
図2●ネットショッピングの利用頻度
[画像のクリックで拡大表示]
図3●ネットショッピングの利用頻度が増加した理由
図3●ネットショッピングの利用頻度が増加した理由
[画像のクリックで拡大表示]
図4●ネットショッピングを利用する理由
図4●ネットショッピングを利用する理由
[画像のクリックで拡大表示]


 マクロミルは3月27日、ネットショッピング利用状況に関する調査結果を発表した。ネットショッピング経験者に最近1年間の利用頻度の変化を尋ねたところ、48.6%が「増加した」、43.2%が「変わらない」と答え、「減少した」という回答は8.1%にとどまった。同社は、自宅にいながら消費活動をする「巣ごもり消費」が広がっているとみている(図1)。

 ネットショッピングの利用頻度は、「月に2―3回程度」が27.3%で最も多く、これに「2―3カ月に1回」(24.8%)、「月に1回程度」(23.8%)が続いた(図2)。1カ月当たりの利用金額は、「3000円未満」が19.4%、「3000円以上5000円未満」が24.6%、「5000円以上1万円未満」が30.8%、「1万円以上2万円未満」が16.1%、「2万円以上」が9.1%だった。

 利用頻度が増えた人にその理由を質問したところ、「安い商品が多いから」(55.8%)、「ポイントがたまって得だから」(49.8%)という回答が多かった。また「送料が安い店舗が増えた気がするから」(28.7%)や「外出すると外食や交通費などの出費が増えるから」(20.3%)と、節約志向を反映した意見が目立った(図3)。

 ネットショッピングの利用理由で多かったのは、「24時間いつでも購入できる」(80.0%)、「出かけなくてよい」(71.9%)、「価格が安い」(55.6%)(図4)。商品購入サイトを選ぶ基準は、「信用できそうなサイトであること」(84.5%)が最多だが、「商品の価格が安いこと」(75.8%)や「送料が無料、もしくは安いこと」(72.1%)という価格重視の意見も多かった。

 調査は、20―59歳のネットショッピング経験者を対象にインターネットで実施した。有効回答数は516人。

■関連情報
・マクロミルのWebサイト http://www.macromill.com/