図1、図2
図1、図2
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図3●もし、あなたが以下の情報セキュリティ・トラブルを仕事中に引き起こした場合、勤務先(就業中の勤務先もしくは、就職予定の勤務先)は、どのような処分を下すと思いますか?
図3●もし、あなたが以下の情報セキュリティ・トラブルを仕事中に引き起こした場合、勤務先(就業中の勤務先もしくは、就職予定の勤務先)は、どのような処分を下すと思いますか?
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図4●あなたは社会人としての情報セキュリティ意識・スキルを高めるために、どのようなことを教えてほしいですか
図4●あなたは社会人としての情報セキュリティ意識・スキルを高めるために、どのようなことを教えてほしいですか
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 トレンドマイクロが3月24日に発表した新社会人/社会人の情報セキュリティ意識に関する調査結果によると、回答者の6割以上が「匿名ならブログに会社の話を書いてもよい」と答えた。同社はブログに対する危機意識が低いと考え、機密情報漏えいリスクの低減には個人レベルの情報発信マナー/ルールに踏み込んだセキュリティ教育が必要としている。

 「登場する知人/友人の氏名や勤務先が匿名であれば、会社での出来事をブログなどに書き込む」という行為について、「許せる」または「やや許せる」と答えた社会人(正社員)は60.7%、新社会人(4月1日に正社員として就職する人)は67.7%いた。「他人が自分の言動を許可なくブログなどに書き込む」行為は社会人の68.8%、新社会人の62.9%が「許せない」と答え、自分に甘く他人に厳しい姿勢がうかがえたという(図1、図2)。

 勤務先で情報漏えいを引き起こした場合に想定される処分について質問したところ、新社会人の81.2%は「人事評価が下がる(減給や降格などの処罰)」「解雇、退職勧告」といった事態が考えられると答えた。しかし社会人の場合は、厳しい処分を予想する人は53.4%とやや少なく、「特に処分はないと思う」(9.6%)、「注意を受ける(人事評価などには影響はなし)」(37.0%)という程度で済むとみる人が多かった(図3)。

 新社会人に就職先で指導されたいセキュリティスキルを挙げてもらったところ、「ファイルの暗号化など、第三者に情報漏えいしにくくする方法」(65.9%)、「OS(Windowsなど)のセキュリティを高める設定/運用」(57.7%)、「危険なWebサイトかどうかの見極め方」(54.2%)、「ウイルス対策ソフトの導入/活用方法」(52.2%)という具体的な項目が上位を占めた(図4)。

 調査は20歳以上の社会人と新社会人を対象にインターネットで実施した。有効回答人数は1031人。内訳は社会人が721人、新社会人が310人。

■関連情報
・トレンドマイクロのWebサイト http://jp.trendmicro.com/