medibaは3月4日、携帯電話向け通信販売(モバイルEC)サイトの利用動向に関する調査結果を発表した。それによると、モバイルECサイトで過去6カ月以内に商品を購入した20―40歳代au携帯電話ユーザーのサイト認知経路は、「auカテゴリ検索」経由が約35%で最も多かった。

 「auカテゴリ検索」経由のモバイルECサイト認知に大きな男女差はないが、「パソコン向けECサイト」経由でモバイルECサイトを認知したという回答は男性が25.7%、女性が14.0%で大差となった。一方、「通販雑誌/広告」経由の認知率は男性が3.3%、女性が17.0%で男女の傾向が逆転した。そのほかの認知経路は、「携帯電話からのインターネット」(約25%)、「携帯電話向けメールマガジン」(約17%)が多かった。

 購入頻度別に平均利用金額をみると、高頻度利用者(過去6カ月間の購入回数が6回以上)は1万5720円、中頻度利用者(4―5回)は1万1240円、低頻度利用者(同3回以下)は8710円。購入頻度と利用金額は比例関係にあるという。また、高頻度利用者ほどモバイルECサイトを「携帯電話によるインターネットアクセス中にたまたま見つけた」とする回答が目立った。

 代金の決済方法は、「代引き」(50.8%)と「クレジットカード」(49.0%)が多く、以下「コンビニ決済(振り込み)」(33.0%)、「携帯電話利用金とのまとめ払い」(29.3%)、「銀行振り込み」(16.3%)が続く。ただし、2万円以上の決済に限ると、銀行振り込みの利用率が31.0%と多くなった。高額な買い物では信頼性の高い決済方法が選ばれると同社はみている。

 調査は、同社が日経BPの日経ネットマーケティング部門と共同で実施した。有効回答数は600人。

■関連情報
・medibaのWebサイト http://www.mediba.jp/
・日経BPのWebサイト http://www.nikkeibp.co.jp/