図1
図1
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図2
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図3
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 IMJモバイルは2月23日、携帯電話による動画視聴に関する調査結果を発表した。それによると、第3世代(3G)携帯電話で週1回以上モバイルサイトを閲覧している15―34歳ユーザーの78.0%に動画視聴経験があった。有料動画を見たことのあるユーザーは、そのうち17.9%にとどまった。この1年間に利用した動画サイトは、「YouTube」(65.1%)、「ニコニコ動画モバイル」(38.5%)、「モバゲータウン」(28.2%)だった(図1)。

 視聴経験者に動画サイト利用時の重視ポイントを尋ねたところ、「無料である」(91.0%)という回答が最も多く、以下「無料動画が豊富」(60.5%)、「動画のジャンルが豊富」(56.7%)、「動画の数が多い」(53.1%)、「会員登録がいらない」(39.7%)が続いた(図2)。お金をかけず、手軽に豊富な動画を楽しみたい、というユーザーの意識が表れているという。モバイル動画サービスに対する不満は、「再生するまでに時間がかかる」(75.6%)、「画質が悪い」(68.2%)、「画面が小さい」(65.4%)、「バッテリーを多く消費する」(52.3%)が上位を占めた。

 人気のあるジャンルは、「音楽関連」(67.4%)、「アニメ」(34.4%)、「映画関連」(24.9%)、「お笑い」(24.9%)、「テレビドラマ」(22.1%)で、パソコン向け動画サービスと同様の傾向となった(図3)。そのほかのモバイル動画視聴状況で最も多かった回答には、視聴シーンが「自宅でくつろいでいるとき」(77.7%)、視聴頻度が「ほぼ毎日」(30.0%)、視聴時間「5分未満」(27.4%)などがあった。

 調査は、15―34歳の3G端末ユーザーのうち、週1回以上モバイルサイトを閲覧している男女を対象に実施した。有効回答数は500人。回答者の職業は「学生」が62.0%を占めた。

■関連情報
・IMJモバイルのWebサイト http://www.imjmobile.co.jp/