米Abrams Researchは米国時間2009年2月17日,テクノロジに精通した北米ユーザーを対象に実施したソーシャル・メディア関連調査の結果を発表した。ビジネス利用に最適なソーシャル・メディア・サービスを尋ねたところ,Twitterを挙げた人が最も多かった(回答者の39.6%)。その理由として「迅速なコミュニケーションが可能」という意見が多かった。

 2位はLinkedin(21.3%),3位はYouTube(18.8%),4位はFacebook(15.3%)。5位にDigg(3%)が入り,MySpace(2%)は6位だった。

 有料でも利用したいと思うサービスでは,Facebook(32.2%)が首位に立った。以下,Linkedin(29.7%),Twitter(21.8%),YouTube(13.4%),MySpace(1.5%)が続いた。Abrams Researchは,多くの人がビジネス上の人脈を拡大する手段としてソーシャル・ネットワーキングに高い価値を見出している,と分析する。

 今回の調査では,Linkedinがともに2位の座に就き,先進的なユーザーから高い評価を得ていることが分かった。これに対し,MySpaceはビジネス利用では評価が低い。

 ソーシャル・メディア・サービスが利益を上げる最良の方法について尋ねると,「基本サービスを無料で提供し,高度なオプションは有料にする」という回答が最も多かった(45.5%)。バナー広告などの従来型のオンライン広告を挙げた回答者はわずか3%だった。

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