携帯電話・PHS事業者各社は2009年2月6日,2009年1月末時点の携帯電話・PHSの契約数を発表した。新規契約数から解約数を差し引いた月間純増数はソフトバンクモバイルが12万400増と21カ月連続で首位を維持した。2位はイー・モバイルの7万1700増,3位はNTTドコモの6万4300増。4位のKDDI(au)は,1万2600増にとどまった。

 番号ポータビリティ(MNP)による各社の転入出状況は,ソフトバンクモバイルが4500件,NTTドコモが2500件,イー・モバイルが200件の転入超過。KDDIだけが7300件の転出超過だった。KDDIの転出超過は4カ月連続となる。苦戦が目立つKDDIは「販売の現場では1月中旬から徐々に感触が良くなってきていると聞く。春モデルの発売も含めてauらしさを復活していきたい」と語った。NTTドコモは2006年10月のMNP開始以来,先月に続いて2度目の転入超過となった。

 なおNTTドコモとソフトバンクモバイルの純増数には,1台で2契約とカウントするサービスの利用分が含まれている。NTTドコモの2in1契約数は2200件増で累計契約数は46万3200件に,ソフトバンクモバイルのダブルナンバーの契約数は1700件増で,累計契約数は1万400件になった。

 各事業者の累計契約数は1位のNTTドコモが5421万9400件,2位のKDDI(au)が3056万2800件,3位のソフトバンクモバイルが2012万200件,4位のイー・モバイルが119万1800件である。PHS事業者のウィルコムは前月比2万800減の454万9000件となった。

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■変更履歴
記事公開当初,「2008年1月末時点の」としていましたが正しくは「2009年1月末時点の」です。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。[2009/02/06 17:30]
イー・モバイルの発表資料へのリンクが間違っていました。お詫びして訂正します。[2009/02/06 19:00]