米comScoreは,米国における携帯機器向けゲームの利用状況に関する調査結果を米国時間2009年1月30日に発表した。それによると,2008年11月に携帯機器にゲームをダウンロードしたユーザーは,携帯機器利用者全体の3.8%に当たる850万人で,前年同月から17%増加した。また,このうちスマートフォンへのダウンロードが34%を占めた。

 comScore上級アナリストのMark Donovan氏は,「スマートフォンの急速な普及がモバイル・ゲームの利用拡大を後押しした。前回の調査ではゲームのダウンロードに使われる携帯機器のトップ10にスマートフォンは1つもなかったが,今回は6機種がランクインした」という。

 スマートフォン・ユーザーに限って見ると,ゲームをダウンロードした人は前年から約3倍に増加した。また,iPhoneはダウンロードを行った携帯機器全体の14%を占め,iPhoneユーザーの32.4%がゲームをダウンロードした。

 併せて同社は,2008年11月における携帯電話向けコンテンツの利用状況に関する調査結果も発表した。それによると,売り上げが前月比で1.1%減少した着メロを除けば,すべてのコンテンツで利用が拡大した。特に,アプリケーションのダウンロードと,SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)サイトへのアクセスが増加した。