インターネット関連の非営利団体Internet Strategy Forum(ISF)は米国時間2009年1月28日,企業でWebサイト運営を担当する常勤幹部社員に関する調査結果を発表した。それによると,Web担当の幹部社員はマーケティング出身者がIT経験者よりやや多かった。大学卒業後にインターネット関連業務を専門にしてきた人は,回答者全体の15%にとどまった。

 企業はWebサイトを情報発信だけでなくソーシャル・メディアやオンライン・マーケティングの手段としても使うため,インターネット/IT分野に加えマーケティング分野のスキルも担当幹部社員に要求する。その結果,さまざまな経歴の幹部社員がそれぞれの得意分野の責任を負うようになったと同社は分析する。

 Web担当幹部社員を年齢別で見ると,35~54歳が70%弱で最も多かった。これに18~24歳の26%が続く。最終学歴は50%弱が大学卒業(学士号取得)。年収は約40%が9万5000~15万5000ドル。

 この調査は,ISFのメンバー企業250社を対象に実施された。