図1●主要ショッピングサイトの総利用時間の推移 (2008年10-12月、家庭と職場からのアクセス)
図1●主要ショッピングサイトの総利用時間の推移 (2008年10-12月、家庭と職場からのアクセス)
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図2●主要ショッピングサイトの利用者数、ひとりあたりの利用時間、ひとりあたりの利用ページ数 (2008年12月、家庭と職場からのアクセス)
図2●主要ショッピングサイトの利用者数、ひとりあたりの利用時間、ひとりあたりの利用ページ数 (2008年12月、家庭と職場からのアクセス)
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 ネットレイティングスは1月27日、2008年12月におけるインターネット利用動向に関する調査結果を発表した。それによると、家庭/職場パソコンから主な通販サイトの総利用時間は、「楽天市場」が8億2177万2000時間(前月比5%増)で3カ月連続して増え、「Amazon.co.jp」が3億1865万6000時間(同7%増)だった。「Yahoo!ショッピング」は2億8992万7000時間で前月に比べ36%増加した(図1)。

 12月の利用者数をみると、「楽天市場」が2155万人で、「Amazon.co.jp」(1841万人)と「Yahoo!ショッピング」(1627万人)を引き離している。「楽天市場」はサイト利用者のロイヤルティを表す指標とされる1人当たり利用時間/利用ページ数でもAmazon.co.jpとYahoo!ショッピングを上回った。また、Yahoo!ショッピングは利用者数でAmazon.co.jpの後を追うが、1人当たり利用時間/利用ページ数ではAmazon.co.jpを上回っている(図2)。

 ネットレイティングスによると、このところインターネット利用者数は微増状態で、主要サイトの利用者数の伸びも鈍化しているという。通販サイトの利用者数も大きく伸びていないものの、年末需要に応じて1人当たりの利用時間が増え、総利用時間の増加につながった。こうした状況は、ネット通販が生活者にとって重要度を増してきていることの表れ、と同社は分析している。

■関連情報
・ネットレイティングスのWebサイト http://www.netratings.co.jp/