電子情報技術産業協会(JEITA)は2009年1月26日、2008年12月の国内パソコン出荷統計を発表した。出荷台数は91万3000台(前年比102.1%)、出荷金額は956億円(同88.8%)だった。

 出荷台数の内訳は、ノートパソコンが65万台(前年比109.9%)、デスクトップは26万3000台(同86.8%)。全出荷台数に占めるノートの割合は71.2%で過去最高を記録した。

 JEITAでは、「経済情勢の悪化を受けて企業向けが低調だったものの、コンシューマー向けノート型において上位機の値ごろ感とネットブックによる市場活性化により、前年同月の出荷台数実績を上回った」とコメントしている。

 出荷金額956億円の内訳は、ノートが678億円(前年比93.5%)、デスクトップが278億円(同79.2%)だった。

 そのほか、地上デジタルチューナー内蔵パソコンの出荷台数は4万7000台(前年比116.4%)。内訳は、ノートが7000台(同71.3%)、デスクトップが4万台(同132.0%)。

 同日、JEITAでは2008年第3四半期(2008年10月から12月)の国内パソコン出荷統計も発表。第3四半期の出荷台数は214万4000台(前年比98.8%)で、ノートパソコンが149万4000台(同107.2%)、デスクトップは65万台(同83.7%)。ノートの割合は69.7%。出荷金額は2363億円(同88.2%)だった。

 JEITAでは、「第3四半期は、第2四半期(前年同期比93.9%)に続き前年割れとなったものの、コンシューマー向けノート型が好調であったため、ほぼ前年並みの出荷台数となった」としている。