携帯電話・PHS事業者各社は2009年1月9日,2008年12月末時点の携帯電話・PHSの契約数を発表した。新規契約数から解約数を差し引いた月間純増数はソフトバンクモバイルが13万5200増と20カ月連続で首位を維持した。2位はNTTドコモの12万400増,3位はイー・モバイルの10万8600増,4位のKDDI(au)は3万6000増だった。
番号ポータビリティ(MNP)による各社の転入出状況は,ソフトバンクモバイルが1万件,NTTドコモが1200件,イー・モバイルが500件の転入超過。KDDIだけが1万1700件の転出超過だった。 NTTドコモの転入超過は2006年10月のMNP開始後,初めて。一方,KDDIの転出超過はMNPの開始後4度目で3カ月連続となる。KDDIは「お客様からは『auらしさがない』という声もいただいている。auらしさを築いて端末やサービスでお客様の要望にお応えしていきたい」とした。
なお,NTTドコモとソフトバンクモバイルの純増数には,1台で2契約とカウントするサービスの利用分が含まれている。純増数に占める利用分はNTTドコモの「2in1」が1万7800件,ソフトバンクモバイルの「ダブルナンバー」が2300件である。NTTドコモの2in1の累計契約数は前月比1万2400増の46万1000件となった。ソフトバンクモバイルのダブルナンバーの累計契約数は8700件である。
2008年12月末時点の携帯電話全体の契約数は1億582万5200件。各事業者の累計契約数は1位のNTTドコモが5415万5100件,2位のKDDI(au)が3055万200件,3位のソフトバンクモバイルが1999万9800件,4位のイー・モバイルが112万100件である。PHS事業者のウィルコムは前月比1300増の456万9800件。なお,ソフトバンクモバイルは同日,1月1日時点で累計契約数が2000万件を突破したと発表した。
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