総務省が12月26日に発表した2008年11月の全国消費者物価指数(2005年=100.0)は、値動きの激しい生鮮食品を除く総合指数が101.6と前年同月比1.0%上昇し、14カ月連続で前年を上回った。

 生鮮食品を含む総合指数は同1.0%上昇し101.7。食料(酒類以外)とエネルギーを除く総合指数は横ばいの99.5だった。項目別にみると、食パンなどの「食料」が前年同月比3.7%上昇の104.3。プロパンガスなど「光熱・水道」は110.9で同4.8%上昇した。一方、ガソリンなど自動車等関係費を含む「交通・通信」は同2.3%低下し99.4だった。

 また東京都区部における12月の消費者物価指数(中旬速報値)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比0.8%上昇して101.2と、15カ月連続で前年を上回った。生鮮食品を含む総合指数は101.2で同0.7%上昇した。また食料(酒類以外)とエネルギーを除く総合指数は同0.2%上昇し100.0だった。

 主要指数はドーナツなど外食を含む「食料」が前年同月比2.9%上昇し103.3で、都市ガス代など「光熱・水道」が108.8と同4.6%上昇した。一方、ガソリンを含む「交通・通信」は98.2で同2.5%低下した。

■関連情報
・総務省のWebサイト http://www.soumu.go.jp/