電子情報技術産業協会(JEITA)は2008年12月24日,地上デジタル放送受信機の11月の国内出荷実績を発表した。総出荷台数は147万8000台である。また,2008年1~11月の累積出荷台数は1296万台となり,12月を待たずに2007年1年間の実績(1291万3000台)を上回った。「10月以降の出荷台数の増加ペースは鈍っているが,9月までの好調な出荷が寄与した」(JEITA)という。

 11月の出荷実績を製品別にみると,テレビ受像機が前年同月に比べて5.4%増加の97万3000台(液晶テレビが同6.4%増加の86万台,プラズマテレビが同1.3%減少の11万2000台),DVDレコーダーが同42.4%減少の15万9000台,次世代光ディスクレコーダーが18万5000台,ケーブルテレビ(CATV)用STB(セットトップボックス)が同15.3%減少の12万台,外付けチューナーが同10.9%増加の1万3000台,チューナー内蔵パソコンが同9.3%減少の2万8000台だった。世界的な景気後退の影響が鮮明になってきた。