図表1●CGMの「家庭・職場全体」と「家庭のみ」の利用者数比較 (2008年11月)
図表1●CGMの「家庭・職場全体」と「家庭のみ」の利用者数比較 (2008年11月)
[画像のクリックで拡大表示]
図表2●CGMの家庭と職場の総利用時間比率 (2008年11月)
図表2●CGMの家庭と職場の総利用時間比率 (2008年11月)
[画像のクリックで拡大表示]

 ネットレイティングスは12月24日、2008年11月におけるインターネット利用動向に関する調査結果を発表した。それによると、知識共有/Q&Aサイトは家庭だけでなく職場でもユニークユーザー数と総利用時間が多く、職場での利用率が高かった。Webサイトの利用状況を正確に把握するには、家庭からのアクセスデータ分析だけでは不十分と同社は指摘している。

 調査対象サイトのユニークユーザー数を家庭のみと家庭職場全体で比べると、オンライン百科事典の「ウィキペディア」は約1800万人/約2300万人(家庭のみ/家庭職場全体)、Q&Aサイトの「Yahoo!知恵袋」は約1300万人/約1700万人、「教えて!goo」は約700万人/約1000万人、「OKWave」は約500万人/約700万人で、いずれも職場でよく利用されていた。これらサイトは総利用時間の2割以上が職場からのアクセスで、特に「教えて! goo」は職場からの総利用時間が全体の56%あった。

 掲示板サイト「2ちゃんねる」も職場からの利用が多く、ユニークユーザー数は家庭のみが約900万人、職場家庭全体が約1200万人。利用時間は職場からのアクセスが3割に達した。

 これに対し、SNS「mixi」や動画共有サイト「YouTube」「ニコニコ動画」は家庭からの利用が主だった。動画共有サイトの利用時間は総インターネット利用時間で大きな割合を占めるものの、職場からの利用時間は全体の10%前後にとどまった。

■関連情報
・ネットレイティングスのWebサイト http://www.netratings.co.jp/