不動産経済研究所は、11月のマンション市場動向の調査結果を12月15日に発表した。首都圏の発売戸数は3293戸で、前年同月比14.9%減、前月比22.3%減となった。契約戸数は2080戸。契約率(新規発売戸数に対する契約戸数の割合)は63.2%で、前年同月比0.8ポイント減だったが、前月から0.2ポイント増加した。

 1戸当たりの平均価格は5018万円で、前年同月比334万円(7.1%)増。1m2当たりの単価は68.0万円で、同4.4万円(6.9%)増だった。販売在庫数は11085戸で、前月末に比べ243戸増えた。

 近畿圏の11月の発売戸数は1716戸で、前年同月比20.7%減、前月比26.4%減だった。契約戸数は1009戸。契約率は58.8%で、前年同月比0.1ポイント減、前月比3.2ポイント減だった。

 1戸当たりの平均価格は3488万円。前年同月比44万円(1.2%)減で、2カ月連続のダウンとなった。1m2当たりの単価は48.4万円で、同1.5万円(3.2%)増加した。販売在庫数は6168戸で、前月末から134戸増となった。

 12月の発売戸数は、首都圏が約5000戸、近畿圏が約2500戸と見込んでいる。

■関連情報
・不動産経済研究所のWebサイト http://www.fudousankeizai.co.jp/