電子情報技術産業協会(JEITA)が12月10日に発表した調査結果によると、2008年10月における移動電話(携帯電話とPHSを含む)の国内出荷台数は108万台で、前年同月と比べ57.8%減少した。2008年7月から4カ月連続して前年割れが続いている。

 内訳は、携帯電話が前年同月比56.1%減の101万7000台、PHSが同73.9%減の6万3000台だった。

 2008年4―10月累計は2136万8000台で、前年同期間と比べて23.2%減少した。JEITAは、新たな販売方式の導入で端末価格が上昇したことや、旧機種の安売りモデルがなくなったことなどが原因とみる。また、景気低迷による買い換え需要の落ち込みや、移動電話の普及率が85.9%にのぼり、市場が飽和状態に達しつつあることなども指摘している。

■関連情報
・電子情報技術産業協会のWebサイト http://www.jeita.or.jp/