米Googeが米国時間2008年12月5日に小売り販売向けオンライン広告関連の公式ブログで発表した分析結果によると,今年のホリデー・シーズンはお買い得品を求めるオンライン検索が活発に行われており,「ブラック・フライデー」と「サイバー・マンデー」を含むキーワードの検索件数が過去4年をはるかに上回る勢いで増加した。

 11月に「black friday deals」と「black friday ads」をキーワードとした検索は,10月と比べそれぞれ2750%増加した。「black friday」は同1900%増,「black friday 2008」は同1050%上昇した。12月は,「cyber monday deals」が前月比2850%増加,「cyber monday sales」が同2200%増,「cyber monday」が同2150%増,「cyber monday 2008」が同1600%増加した。

 また,11月から12月にかけて「クーポン」をキーワードにした検索が大幅に増加しているという。

 Googleが引用した米Forresterの調査では,消費者の27%が,今年のホリデー・シーズンにオンライン購入予算を増やす予定だ。米Nielsenの調査によると,オンライン・ショッピングを行う理由で最も多かったのは,「24時間いつでも購入できる」(76%),「買い物にでかける時間を節約できる」(74%)だった。消費者は「価格」(53%)より利便性を重視している。

 Googleは,今後,「グリーン・マンデー」と呼ばれる12月第2月曜日とクリスマス・ギフト発送期限にトラフィックが急増すると見込んでおり,これらの機会に消費者にアピールできるよう,オンライン販売事業者はオンライン広告を準備しておくべきだとしている。

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