地域コミュニティサイト「Lococom」と住宅/不動産情報ポータルサイト「HOME'S」を運営するネクストは11月27日、携帯電話向けサイト/SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の利用実態に関する調査結果を発表した。それによると、ちょっとした空き時間に携帯サイトを閲覧するユーザーが多いことや、10代ユーザーの6割以上が携帯電話を使ってSNSにアクセスしていることなどが分かった。

 携帯電話サイトの1日の利用頻度について尋ねたところ、「30分以下」が28%、「1時間程度」が32.4%、「2時間以上」が31.7%で、携帯サイト利用者の6割以上が1日に1時間以上利用している。利用状況では、「休日や、時間のあるときに家で」(77.7%)、「電車、バスの移動中」(68.7%)、「知人、友人などとの待ち合わせ中」(41.6%)という回答が多く、生活の中のちょっとした空き時間に利用している人が多いことが分かった。

 過去3カ月以内に利用したサイトで最も多かったのは「天気予報・ニュース・スポーツ」(79%)で、「交通情報・乗り換え案内」(68.7%)と「着うた・着ムービーなどのダウンロード」(65%)がこれに続いた。男女別にみると、各項目とも男性よりも女性のほうが利用率が高く、「SNS・ブログの書き込み・閲覧」やエンターテインメント系サイトでは、男女で10%以上の差がついた。

 SNSへのアクセス手段では、携帯電話(44.4%)がパソコン(39.8%)を上回った。男女別にみると、男性ではパソコンを利用する人がやや多いのに対し、女性は携帯電話を利用する人が多かった。年齢別では、10代の6割、20代前半の5割、20代後半以上の3--4割が、携帯電話からSNSにアクセスしている。

 調査は、過去3カ月以内に携帯電話向けサイトを利用したことのある18―39歳の男女を対象に行った。調査期間は2008年09月19日--09月25日。有効回答数は2100。地域別の内訳は関東圏1200人、関西圏900人。

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