図●待受画面変更頻度(単一回答)[n=1000]
図●待受画面変更頻度(単一回答)[n=1000]
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 IMJモバイルが11月25日に発表した携帯電話画面のカスタマイズ状況に関する調査結果で、携帯電話ユーザーの約8割はプリインストール以外の素材を待受画面に設定していることが分かった。待受画面を1年間に1回以上変える人は回答者全体の43.3%おり、性別でみると女性(51.8%)の方が男性(34.6%)より変更する人が多く、女性の携帯画面に対するこだわりが表れたという()。

 待受画面のカスタマイズに利用する素材は、「携帯電話で撮影したもの」(31.9%)、「プリインストール」(18.4%)、「きせかえ」(17.6%)が多かった。待受画面以外のメインメニュー、発着信画面、メール送受信画面では、約4割がプリインストール素材を使っていた。

 NTTドコモの「きせかえツール」、KDDI(au)の「EZケータイアレンジ」、ソフトバンクモバイルの「きせかえアレンジ」といった「きせかえ」機能の利用経験者は、全体の26.7%にとどまった。男性の経験率は21.3%だったのに対し、女性は32.1%あった。

 「ガジェット」機能を知っているかどうか尋ねたところ、auの「au oneガジェット」が35.7%で最も多く、NTTドコモの「マチキャラ」は25.9%、ソフトバンクモバイルの「ウィジェット」は25.6%だった。しかし実際の利用経験率はauのユーザーが46.5%、NTTドコモのユーザーが31.7%となり、知らずに使っている人の存在が明らかになったという。

 待受画像や着信メロディなどの「デジタルインセンティブ」(販促アイテム)で入手経験のあるものは、「待受画像(静止画)」(31.6%)、「着メロ」(31.4%)、「待受画像(Flash)」(22.0%)が多い。全体的に女性の入手経験率が高く、特に「デコメ素材」は女性24.0%、男性14.6%と差が開いた。

 また、デジタルインセンティブの入手が「モバイルサイトへ登録したことがある」(41.3%)、「商品を購入したことがある」(30.8%)、「モバイルサイトに興味を持ったことがある」(25.5%)、「商品に興味を持ったことがある」(24.8%)という影響を及ぼすことから、デジタルインセンティブは活用次第でモバイルキャンペーン効果を高める有力なツールになると同社は分析する。

 調査は携帯電話端末を持つ15―59歳の男女に対して行い、1000人から有効回答を得た。

■関連情報
・IMJモバイルのWebサイト http://www.imjmobile.co.jp/