本連載ではノークリサーチが毎年中堅・中小企業に対して実施している調査をもとに,中堅・中小企業におけるPCサーバーの導入実態を中心に,クライアントやサーバー管理の現状,特に統合化や仮想化やブレード,シンクライアントなど新たなテクノロジーの導入意向などを分析する。
「中堅・中小企業のIT導入実態調査」のITproでの掲載は,今年で5回目となる。今回の特徴は,サンプル数が過去最大の1210社となったことだ。記事では,これらの企業から回答を集計し,詳細な分析をもとに書き下ろした。以下に連載の目次を記す。
第1回:IT統制やサーバー統合が中堅・中小企業に変化をもたらす
第2回:サーバー管理の課題とその解決策としてのサーバー統合
第3回:第3回:中堅・中小企業を“サーバー統合”へ導くブレード
第4回:サーバー導入部門は情報処理部門に集中,設置個所の半数は一般オフィス
第5回:レガシーシステム再生の切り札として期待される仮想化技術
第6回:認知度高まるシンクライアント,普及には情報漏えい対策など“追い風”が必要
第7回:注目の中ようやく普及へのスタートラインに立ったSaaS
第8回:期待から実用のフェーズに移る戦略的アプリケーション
なお,調査対象は年商5億円から500億円を目安とした全国の民間企業約7000社。これらの企業に郵送アンケートを送付し,1210社から有効サンプルを得た。調査の実施時期は2008年1月から同年3月。
回答企業のプロフィールは以下の通りである。
なお,調査結果の詳細レポートの入手方法については,「2008年版 中堅・中小企業のPCサーバ導入実態と展望」,「2008年版 中堅・中小企業のサーバ/クライアント管理実態と展望」,「2008年版 中堅・中小企業のIT投資動向に関する実態と展望」,「2008年版中堅・中小企業PCサーバソリューション白書」をご参照ください。
ノークリサーチ アナリスト