米国の非営利調査機関Pew Internet & American Life Projectは米国時間2008年11月16日,テクノロジ製品の個人利用に関する調査結果を発表した。それによると,テクノロジ製品を利用する米国人の48%は,最新デバイスをセットアップするのに他人の助けが必要だという。多くのユーザーが,携帯電話やインターネット接続機器などの取り扱いで問題に直面し,解決するのにイライラしたことがあると回答した。

 過去1年間に,家庭でインターネットの接続不良に陥った経験がある人は44%。また,デスクトップ・パソコンあるいはノート・パソコンが正常に動作しないことがあった人は39%,携帯電話が正常に動作しないことがあった人は29%いた。

 使用デバイスが故障したときは,ユーザー・サポートに連絡して解決した人が38%で最も多かった。自分で直した人は28%,友達や家族の手を借りた人は15%,オンライン・ヘルプを使った人は2%だった。15%は結局,問題を解決できなかった。

 「テクノロジが日常生活に入り込んでいる現在,新しいガジェットやサービスは,平均的ユーザーがその仕組みを理解する前に流行することがある。一部ユーザーはいち早く新しいテクノロジに飛びつくが,うまく活用できずに混乱し,他人に助けを求めることになる」(同社リサーチ・アシスタントのSydney Jones氏)。

 この調査は,2007年10月24日~同年12月2日に成人2054人を対象に実施された。そのうち734人は,少なくとも1台のデバイス故障に見舞われた経験がある。