図表1●プロパティランキングの推移<br>(2006年、2007年、2008年各9月時点での比較、家庭のPCによるアクセス)
図表1●プロパティランキングの推移<br>(2006年、2007年、2008年各9月時点での比較、家庭のPCによるアクセス)
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図表2●Googleプロパティ内の各サービスの利用状況&lt;br&gt;(2006年、2007年、2008年各9月時点での比較、家庭のPCによるアクセス)
図表2●Googleプロパティ内の各サービスの利用状況<br>(2006年、2007年、2008年各9月時点での比較、家庭のPCによるアクセス)
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 ネットレイティングスは10月28日、2008年9月におけるインターネット利用動向に関する調査結果を発表した。家庭用パソコンからのWebサイト訪問者数をみると、運営企業単位でまとめた順位は「ヤフー」が1位を維持した。前年同月に2位だった「楽天」が3位に下がり、代わって同3位だった「グーグル」が2位に浮上した(図表1)。

 グーグルのWebサイトを訪問した人の数は3091万人で、前年同月の2583万7000人に比べ20%増、前々年同月の1712万8000人に比べ80%増だった。訪問者数は、同社が2006年11月にビデオ共有サイト「YouTube」を買収して以来、順調に増えているという。

 同社の主要サービスである検索サービスは訪問者数が前々年同月1375万4000人、前年同月1797万4000人、同月2106万1000人と伸びた。検索以外のサービスも「Googleマップ」が795万3000人(前々年同月294万人から171%増)、「Gmail」が132万4000人(同29万9000人から358%増)など増加し、同社全体の成長に貢献している(図表2)。

 国内インターネット市場はヤフー(Yahoo!)寡占/グーグル(Google)低迷という世界的に珍しい状態だったが、近年グーグルが利用者数を大きく伸ばし、状況は変わりつつあるという。ただし、訪問者1人当たりの利用時間はヤフーが月間3時間24分、グーグルが同1時間11分で、まだ大きな差が存在するとネットレイティングスは指摘する。

■関連情報
・ネットレイティングスのWebサイト http://www.netratings.co.jp/