米リーハイ大学は米国時間2008年10月27日,世界各国の革新性に関する調査結果を発表した。それによると,日本と北欧諸国が最も革新的な国のランキング上位を占めた。

 この調査では,16種類の製品カテゴリについて,新製品が定着するまでに要する時間を分析し,31カ国を評価した。

 新製品が定着するのにかかる時間が最も短いのは日本(5.4年)。以下,ノルウェー,スウェーデン,オランダ,デンマークと続いた。米国は6.2年で6位だった。スイスとオーストリアも上位にランクインした。

 また,韓国やベネズエラといった新興国の順位が,地中海周辺の先進国を上回った。ランキング最下位5カ国は,インド,フィリピン,インドネシア,ベトナム,中国だった。

 調査対象の製品を,携帯電話やMP3プレーヤ,デジタル・カメラ,ブロードバンド,インターネットなどの「娯楽製品」と,電子レンジや食器洗い機,冷蔵庫,タンブル乾燥機,洗濯機などの「実用製品」との2つに大別し,新製品の定着に要する時間を調べたところ,娯楽製品(7年)の方が実用製品(12年)よりも短いことが分かった。