ディザスタ・リカバリなどのソフト開発を手がける米Neverfailは米国時間2008年10月21日,米国のモバイル・メッセージング動向に関する調査結果を発表した。それによると,会社員の多くは「モバイル端末で常に連絡が取れる状況になければならない」というプレッシャを感じている。このプレッシャが,会社員を「電子メール中毒」に導いており,不必要に健康や人間関係を危険にさらす要因になっているという。

 モバイル端末ユーザーは,勤務時間外に不適切または危険な状況で電子メールにアクセスしていることを認めている。このような行動は,仕事と私生活のバランスに大きく影響し,健康や生活に問題をもたらす可能性がある,とNeverfailは警鐘を鳴らす。

 回答者の94%は,平日の夜間や週末に携帯電話を使って電子メールやテキスト・メッセージを送信している。また,96%は「休暇に出かけるときにも携帯電話を必ず持っていく」と答えた。

 「電子メール中毒」の人は,携帯電話を使ってどこからでもメッセージを送信しており,これには危険な場所や状況も含まれている。回答者の41%が「飛行中の機内で電子メールを送信した経験がある」と答えており,「運転中に送信したことがある」とする回答者も77%いた。

 調査は,Neverfailの委託により調査会社の米Osterman Researchが実施した。